UNDER THE BOX

オペラシティにさわひらき見にいった。
UNDER THE BOX,
BEYOND THE BOUNDS

というのも、こないだギャラリーでしゃべってたときに、
彼もコンピューターでつくってますよねって言われて、
それまでなんか、レコードが糸になって外にでてっちゃうやつしか
みたことなかったから、コンピュータのイメージがなくて、
確かめてこようと思ったから。

そしたら、なんか今回すごいいい感じ。
導入から、最後まで展示の仕方が気に入った。

sawa2
(オペラシティのサイトから)

そして、すごいcompの力を感じる映像で
ああ、たしかにコンピュータだとおもった。
sawa
(またも出ましたレコード!と不思議な男の部屋
この後ろにある壁の映像がcompパワー全開)

というか、編集はもうコンピュータでやる時代だなとは
おもうし、とっつきやすいわけだけど
なんかcompっていわれるとまた軸が別というか、
手書きのアニメを一生懸命くっつけたりするのが
ビデオアートかもとか、テープをぶったぎって変にするとか
そういうイメージだったけど
それとはちょっと違う現代っぽいかんじがしたのが
最初の2面のビデオかなと思った。

とにかくみながら、これはいいなーって
純粋に思えるビデオアートに久々に会ったような気がする。
ビデオアートというか映画というか映像というか。

最後の、鏡に映像を映して見る部屋は、
体験としては好きだった。

逆に真ん中のちっちゃい映像とものがおいてあったり、
ドーム型の映像は、要解説ってかんじで、ちょっと置いてかれてしまった。
スコットランドの天文台を訪れて~っていうのを読んで
改めてそれは楽しいとか、じゃあドームの意味があるとか思った。

ちょっと難しいね。
こういう実写合成もあるんだなぁ・・・と気がついた。
何も映画館だけがすべてじゃないんだなと。

その後の、実写映像を並べてる部屋と、月の満ち欠けの部屋も
ちょっとピンとこなかった。
いや、というよりすこしおなかが痛くて、それどころじゃなかったかも(笑)

さわひらきはロンドンで勉強して、ロンドン在住で
こういうのを発表していて、いいなーと思った。

2Fは動物の絵とか彫刻と、若手作家が、ガムを壁にはったり、にわとりのひとみたいな作品を
並べていた。

 

ニンジャタートルズ

ミュータントタートルズの実写版の予告編です。
リブート版。
カメだからか、もはやクッパのような悪者亀さんにしか見えない。
しかし、この質感とかアニメとかもILMなのかな。

小学校のころ、テレビでやってて、
ミケランジェロとか、名前が洋風なんだけど
超おもしろいアニメだなとか思ってみてた。
タートルズ
(こういうイメージだと、カメだからという気持ち悪さもない)

大人になってから、日本のアニメじゃなくて
海外のアニメで、しかも岩波さんの演出力で面白かったと知ったシリーズ。

というともう、ほぼ
日本ではトランスフォーマーと同じなんだけど、
ハリウッドでもう、1回実写映画にしたよね。
実写というかアニメというかっておもってたら、
なんかずっと作ってるのね。。

それがあんま印象にのこってないってことは、最初のアニメが
よっぽど楽しかったのかも?

リブート版は、またもマイケル・ベイの名の下に、
ジョナサン・リーベスマン(タイタンの逆襲)という監督と、
ILMですね。
タイタンの逆襲はFREAME STOREとMPCか。
どうなるんだろう・・・。

 

工藤哲巳

ふじさんに誘われて近美へ行きました。
Your Portrait: Tesumi Kudo Retrospective.
あなたの肖像 工藤哲巳回顧展

 

kudo
(googleの検索結果)

全然この人が何の人なのか知らずに行ったわけですよ。
そしたら、ホワイトチャペル以来の、ちん○部屋に遭遇。
これはすごい。って興奮した。

でもそういう具体的なパフォーマンスとかそれだけじゃなくて
どんどんと色がきれいで、スッキリしていくんです。

昭和のパフォーマーなんてアクが強すぎて
とてもじゃないけど見れないだろうって、思ってたのに全然そんなの先入観だった・・・。

途中の、ビーチチェアが並べてある部屋とか、
あれがおいてあるだけで空間が成立してて、
太陽の塔の中身の展示とかすごいみたいってずっと思ってたんだけど
ああいう空気感なんじゃないかとか思った。
昭和っぽい。。

作品のタイトルもなかなか面白くて、
電子回路の中における放射能による養殖っていう、
まーなんか今のこと話して作ったようなタイトルのもあるし。

あと、養殖とか、人間の目とか脳とか生首とか、
人の肉体的なもんなんか実は変じゃね変じゃねってずっと思っていたのかなぁ・・・って感じ。

展覧会にすることによって、なんか逆に新しい感じが、
出てる人なのかなーとか思った。90年代音楽が戻ってきているよ的な。
それはアーティスト側だけの仕事じゃなくなってる気もするけど、
日本っぽくないよねってふじさんとも話すくらい
たぶん 作品が空間をかっこよくできるパワーを持っていたんだなぁと
思いました。

美術館てなんのためにあるんだろう・・・・。
あるから行くんだけどサ。

http://www.tetsumi-kudo-ex.com/works/works03/

このyoutubeの島さんの話がなかなかわかりやすくかつ
面白かったのでお勧めです。

落日の都

ウィザーズ・ブレインの大ファンなのです。
高校時代からずーっと。
というのも、この小説は続きが出るのがとても遅いので、
先が知りたければ必然的にずっとファンという
恐ろしいシリーズです。

遅いけれど、厚いので、まぁいいかなという気にはなりますが。
2月に新刊が出て、
すぐに買ったものの、なんだか字が読めなくて、
ここ2日、夜寝られなかったので、読んでみたら、
やっとうまく読めて最後までたどり着きました。

しかしまぁーー結末がショックです。
ついついググって、スレとか読んで、
みんなもショックだったよねって確認するくらい。
サブタイが落日の都っていうだけあって、
真昼兄が死んじゃいました。
わたし、こういう頭いいだろ俺とか私とか思ってるキャラクターが大好きなので、
なんとも悲しい。
辻村美月の本とかにもそういう女の子出てくるんだけど、
ちょっと私は人より頭がよすぎてツライみたいな。
ことを考えているもので、世の中がうまく渡れない、みたいな。

それにしても、初めて好きなキャラを作者に殺されて、
こんなに凹んだんじゃないんでしょうか。

このシリーズは、Iブレインを持ってる魔法士と人間がいる世界での戦争の話。

ウィザブレ
絵がRPGぽいでしょ!!!錬君とフィアちゃん。

どうしたら地球を覆った雲を取りのぞけるのかを軸に、
家族とか友情とか恋愛とかを萌えをふんだんに取り入れながら
話が進んでいくんですが、
感動部分は、結構普通のパターンだったりします。
それ以外がやたら、計算機の話っぽかったり、政治の話ぽかったりして
もう私にぴったりと思ってはまっているんですけどね。

今回の8巻は、絵師の純さん体調不良とのことで、
挿絵が全然でてこない。
漫画のような、なごみ系挿絵と、
かっこいいキャラ絵が間に挟まっているのがラノベの醍醐味なのに!
っておもったけど、なんか結末が悲しすぎるから、
キャラの絵とかなかったほうが、傷が浅くてよかったかもしれない。

ウィザブレ2
メインキャラの1人。サクラちゃん

ぜひとも残りの2エピソードはスターウォーズの完結より
先になりますように!

見た夢の話

家に居ると、ピンポンがなって、
佐川急便が来た。
なんでもロンドンからの荷物2箱らしい。
あ、JALのキャンペーンに応募してあったった
やつが届いたんだ!と思って、
喜んで受け取ってしまう私。
受け取ってから、
玄関先にいたまま、少し考えてると、
これはもしかしたら詐欺かもしれないと
思い始める。
で、あやしいから、箱を開け始めると
おもちゃの電話が3台くらい入ってることに気がついて、
しまった、これはあれだ、と思ってると
佐川の人が
「あ、ミールワーム詐欺ですよねww」
っていまさら忠告してくる、
だよね、なんかそう思ったんだけど、
でももっと早く言ってよ!って思って、ちょっと佐川を責める。

ミールワーム詐欺というのは、
勝手に海外から荷物を送ってきて、
受け取り主が喜ぶものの、
いらないものでもなんでも入ってる。
しかも後からその分請求が来る。
でも、たまにいいものも入ってるから、
受け取り拒否をするか、もしくは、
受け取ってすごく煩雑な返品方法で持って
それを返品する連絡をするかという
詐欺。

でも、今回はおもちゃの電話みたいなやつばっかりで
完全にはずれだったから、
佐川が、荷物受け取り前にミールワーム詐欺かもって言ってくれたらよかったのに
とか、たしかロンドン出発するときに、こういうのありますから
注意してくださいって言われた!!!って思い出したりとか、
海外に行ったから住所がもれてしまった・・・。とか。

そういうことを思ってるうちに
目が覚めた。

うん。
どこからミールワームっていう名称がきたか
いまだに不明だ。

三つめのアート

1つ目のアートは、美術館とかで見るアート。
2つ目のアートは、ギャラリーとかで買うアート。
3つ目のアート
それは、するアート。

らしい。

おっ!ひさしぶりーってイスラムワッチの人が
彼氏に声をかける。
実は今まで、彼氏の話にはよく登場してたけど、
私には謎の人物だったイスラムワッチをかぶったケイスケサン(小澤慶介さん:AITの先生)
そして、ひげとメガネが特徴的なロジャー(ロジャー・マクドナルドさん:AITの先生)
アートフェア東京のミニトークにも参加しました。

セミナーで、キュレーターの人の話を聞いたのは初めてだった!
そもそも、VFX関係とか映画関係以外のセミナーなんて初。
ちょっとお勉強タイムだったな。

美術館があって、作品があるのか
作品があるから、美術館があるのか。
じゃあその美術館という枠に、収まらないアートは
どうすればいいのか。

小澤さんは、とにかく問いを出すところから話を始めていた。
そして、ロジャーさんは、作家の例とか、実体験を混ぜてその話を広げる。
つかんでひろげて、という2人のコンビネーションはとても面白かった。

じゃあ最近のアートの世界はどうなのかという話で、
ドクメンタとヴェネチアビエンナーレで感じたことを
小澤さんが解説。
普通の人の日常が記録になって、それがアートになっているものが
注目されているらしい、たとえば、ナチスドイツ時代に
反ナチスな牧師さんが、りんごの品種改良を命じられた。
そうして、りんごを開発して以来その人はりんごがなるたびに写生していたらしく、
そうして何年も書き続けた絵を作品として出展していた、という事例。
アートだから書いたっていうんじゃない絵。
その人の持ってるストーリーと、社会的な情勢と、哲学。
わかりやすく、複雑で、深いってことかなー。
難しすぎるよ・・・現代美術。
超お勉強パートだなーと思った。
私はとにかく、国語と歴史が嫌いだったから、
こういう勉強はおそらく苦手なんだろうなぁ・・・。

その後、小澤さんが今からやろうとしていることの説明で
沢田マンションっていう不思議な建物に行ってきた話と、
カフェデモンクという活動を、取り上げるつもりという話をされていた。
ちょっとこのあたりは、難しさよりも面白さメインで、
聞いていてとってもワクワクした。
企画を説明するってこういうことか・・・と思った。
ガンジー金田さんというめっちゃキャッチーな名前と、
たたみかけるダジャレがどうまとまるのかとても興味がある。。。。
(いや、そこじゃねぇ・・・)

doingを実践しまくりな、2人の対談は
とても面白かった。

とにかく、わかる人だけわかってよっていう美術じゃなくて、
興味あるなら混ぜてあげるよって感じの空気感が
”すげーなー”と思いました。
うちもこういう話方をして、沢山の人にVFXを語れるようになりたい。。。

アートフェア東京

IMG_7186

10月、ロンドンで、フリーズアートフェアに行った。
もちろんまとまったポンドは手元になく、
勉強しただけで終わっちゃったんだけど
(アートフェアでそれってどうなんだ)

東京にもそんなもんはないのか!
と聞いたら、あるらしい。
それがアートフェア東京で3月にある。
というので少し楽しみにしていたら、あっという間に3月。
もちろんまとまった円は手元にない。
(アートフェアって買う用だよね・・・)

わずか2000円の入場料でさえやっと、
”彼氏が”払って入場した。
(すいません今度払います)

各ブースが白く区切られていて、
壁には絵がいっぱい、像がいっぱいっていうベースは
ロンドンのと同じなんだなぁと思った。
IMG_7185
<<地図上では、両者かわらないのに>>

とにかく規模がぜんぜん違うから、比べてはいけない。
公園にそれだけのためにテントを建ててるイベントとは
全然違うのは当たり前だし。
ただ、もうちょっと広くてもいいんじゃないのかなと思った。
扱うものがものだけに、国際フォーラムでしか
成り立たせるのは厳しいんだろうけどね。
銀座に近い公園でテント建てていいとか絶対ないし。笑
それに、でかい作品が来るわけでもないなら、
まぁそんなものなのかな。
とにかく、もっと美術館とかいつものギャラリーテイストで
絵が見られても、損はないんじゃないの?って。
あと、写真。
写真とっていいのかあかんのかわからなすぎ。
聞けばいいんだろうけどさ・・・。
これじゃーねぇ。

今回の自分のお目当ては、
全体の感じと、舟越桂の彫刻と、AOYAMA MEGURO。
全体の感じはさっきかいたので、
次は、ふなこしかつら。
自分の趣味とはかけ離れているんだけど、
今回あの彫刻の写真をみたとき
なんかちょっと近づいてきたやった!と思った。

だから、もし写真を見なかったら、おそらくもうアートフェア東京自体にも
行けててなかったとおもう。
彼氏は舟越桂の絵をいつかかうぞ!って人だった。
そんなもんかなぁと思ってた。
あと、あの像は耳が長いから不気味だねっていうやつかなと思っていたら、
なんと、豊満なおっぱいがくっついていた。
あれは耳じゃない!髪の毛だ!って思ったら、なんだか
急に、同志よって感情がわいて面白かった。

AOYAMA MEGURO。
これはフリーズにもブースを出していた日本のギャラリーで
やたらに印象に残ってたから。
日本人に対するそれとロンドンに対するそれで態度が変わるのかな!
って思ってわくわくしてた。
でも、アートフェア東京から出てきて、
どこがそのブースだったかわかんなかった!って気がついた。
「トータル・リコール―羽永光利の仕事」っていう展示を共同でやっていたから
なんか看板が違ったらしい。
確かに、なんかすごいなーと思った。
ロンドンで、田中功起展をフレームでやってたのと同じで、
個展ぽかったっていうだけなのかも。
印象に残った理由が。。笑
あぁやっぱ受け取り手に問題があるよね。

 

つづく

スローターハウス5

ヴォネガットは、タイタンの妖女しか読んだことないのだけれど
彼氏がなぜか借りてきたので、一緒にみてた。
半分彼氏のことを考えて、
半分アクションマッチカットの教科書だなとか
考えてたせいか、話がよくわからなかった。
予告編をどうぞ

つまり戦争映画なんだろうかって聞いたら、
主人公の記憶がおかしくなってしまっているから
その戦争があったかなかったかもよくわからないよねって
映画だよといわれた。
ますますわからない。本を読みたい。
wikipediaでの解説でなんとなく
話に道筋が見えたけれど。

というわけで、
ほめるべき部分5つ
1.主人公の顔
2.コンティニュイティ
3.カーアクション
4.戦時中の街の感じ
5.嫁描写

1.主人公の顔は、なんかBTTFのマーティーのお父さんを
思い出した。アメリカ顔。あの人の顔が妙に、不思議な話に説得力を
足してたと思う。

2.とにかく飛びまくる時間軸と場所をうまく
つなげて、小説を読んでるようなスムーズな展開になってた。

3.なぜか主人公が墜落事故に巻き込まれたと聞いた嫁が
キャデラックでいろんな車にぶつかりながら病院に行って
さらに死ぬっていうシークエンスがもう、秀逸。爽快。

4.燃えた後の町並みが出てくる映画が私は好きだよ。

5.嫁が主人公にしきりに、
もう少しやせるからね!って訴えてるかんじと、
オデブアメリカ人で、主人公に常に迫ってく感じがリアルだった。

明日ママがいない。

ロンドンから帰ってきてすぐだったと思う。
駅に貼ってあったポスターの芦田愛菜が
ブランケットにくるまってこっちを見ていた。
ほかの3人の女の子は寝ているみたい。
真ん中には「明日ママがいない。」
愛菜ちゃんがかわいそうな話なんだろうなと思って、
ちょっと同情したけど、ファンの私はとても楽しみにドラマを見始めた。

世の中が話題にしはじめて、
見てない人もタイトルを知るようになって、
打ち切りだけはやめてーーと切に願ってきた。
確かに1話目の衝撃はあると思う、
それを見て傷ついた人もいるとか。
でも映像って本来衝撃受けて楽しむものだし、
まぁその人には同情するけど、だからといって
愛菜ちゃんのドラマが終わるのは困る。
とりまき扱いしていた3人も、とってもかわいいし、
よく台詞もしゃべるし、特にボンビ役の渡邉このみちゃんは、
ほかの3人よりもカナリのキャラ付けされてて、
彼女は経験がなくて大変なのかなと思ったら、
八日目の蝉のちっちゃい子だった。
なんだ・・・逆に彼女はそういうことが得意だからやってるのか!
みんな天才過ぎると思った。

さて、私は、最近このドラマ見てると、
その4人もさることながら、
アイスドールのかわいそうな表情がたまらないのです。
ドラマ後半に出てきては、寂しい顔しながら
大人になっちゃった自分が4人とコガモの子たちに
何ができるのかなぁ・・・私は幸せになれるのかなぁ・・・
と、思いながら感想を述べるところがとても好き。
そしていよいよエンディングで
コトリンゴの、歌詞の聞き取れないけどとても切な寂しい歌が
聞こえてきて、また来週も見なくちゃ・・・と思うあの感じが
とても好き。

でも、だ~れ~か~わた~しを~
そっと~あいしては~くれませんか~っていう。

youtubeで音源を探していたら、
5日にシングルリリースだからか
FULLバージョンかつ、MVつきがアップされていた。

聞いてみてください。
あぁ。かわいそう。寂しい。素直になんなかったからだよ。
もっと楽に生きていけばいいのに。
でもできないから、だ~れ~か~。

私のささやかな癒し、楽しみも
来週で終わってしまうのです。